ファイナルフェーズ

正月中、レンタルDVDで『ファイナルフェーズ 破壊』という映画を観ました。

https://www.cinematoday.jp/movie/T0023288

X-MEN』シリーズなどのVFXを手掛けてきたマシュー・サントロが監督を務めたSFスリラー、、、となっていて凄い映画なのかと思いきや、ネットレビューは☆☆+☆(半)でした。

これよりネタバレ含みます※

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主人公は妻に先立たれ娘にも嫌われた日々を過ごしていました(そのシーンが切ない)

そんなある日、とある組織からターゲットとして選ばれ、ハイテクノロジー技術により遠隔から脳を同期され、音声送信を送られます。

目には注射針のような物でカメラ?を挿入され、主人公が見るもの全てが組織に映像として流れ筒抜けになります。

※実際にはカメラを目に埋め込まなくても思考や見たものが映像として映し出されると私が聴こえる声は言っていましたし、経験からもそうだと思っています。

主人公が聴こえる声・音声送信の内容は「あいつをこ◯せ」という内容のもので、拒むと脳に激しい痛みを与えられるのと同時に「実行しなければ娘をこ◯す」という“事実ではない”脅迫を受け、主人公は聴こえる声に言われるがまま犯罪を実行してしまいます。

これは、私が経験した事と全く同じです。

私の場合は「こ◯せ」ではなく「◯ね」「自◯つしろ」でした。

「お前が自◯つしなければ家族をこ◯す」という脅迫は映画のシーンと全く同じ手口でした。

実際アメリカでも「神の声に従った」という証言の元、銃乱射事件が起きています。

この映画のレビューが低い理由は、恐らく普通の人にとって、こういう現象は非現実的過ぎるし、主人公に対し全く共感出来ない部分であったからなのかも知れませんが、私からすると、この映画のシーンはまさしく現実でした。
※技術的部分までもが同じという事ではありません。

マシュー・サントロ監督は、エレクトロニック・ハラスメント(テクノロジー犯罪)を知っている人なんでしょうね。

あまり書くとネタバレになってしまいますが、最後はスケールがでかすぎて、エレハラとは全く意味合いの違った内容になっています。

この映画を1つの料理に例えるならば、その料理に味噌とケチャップと生クリームを足してしまった様な…

旦那は最後が面白かったと言っていましたが、私はシラケました。

折角の事実(犯罪)がファンタジーに塗り替えられてしまった様な気がしたからかも知れません。

それならばキングスマンの方がまだマシでした。
キングスマンでは衛星を使って人々を憎しみ合わせるようマインドコントロールし人口削減をするという悪人が出てきました。

それもエレクトロニック・ハラスメント(テクノロジー犯罪)の1つだと私自身の経験から思っている事です。

ファイナルフェーズでは、主人公の愛情というか切ない部分があり、映画では主人公がアルコール中毒だから娘に嫌われているという設定だったけれど、エレクトロニック・ハラスメント(テクノロジー犯罪)のマインドコントロールにより家族同士を憎しみ合わせる技術がある事を知っているだけに、溜め息と涙が出ました。

以上、KUMA的映画レビューでした。

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現代社会最大のタブー「エレクトロニック・ハラスメント」の公的調査を私たちは要求します!!】
『STOPエレクトロニック・ハラスメント』
http://stopeh.org/wordpress/

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