新聞

私の祖父母の家は、昔、北海道新聞の販売店をしていました。

その影響で、私と兄・弟は子供の頃、新聞配達をしていました。

正月の元日は、折り込みチラシが多いので、親戚が寄り集まり皆で、朝方3時頃から新聞に折り込みチラシを入れ込む作業をしていました。

私が中学三年生の時の元日は、祖母と二人で新聞配達をしました。
愛知県に集団就職に行く事が決まっていた年の事です。

祖母と二人、積雪の中新聞配達を終えた頃、丁度、海の地平線から初日の出が昇ってきて、坂道を登りながら祖母が“知床半島”という歌を歌っていたのを覚えています。

今は祖父が亡くなり祖母も高齢な為、新聞販売店の権利は他人に譲りました。

今日知った事なのですが、最近、弟が東京で経営している某新聞販売店に、本社の人間が突然やってきて、“廃業届け”を書くよう強要されたそうです。

口調も態度もパワーハラスメントそのものだった一部始終が、店の防犯カメラに録画されていました。

借金も無いし、売り上げがあったにも関わらずだそうです。

何故、突然廃業届けを強要されたのか分からず納得していない様子のまま、15年以上経営していた新聞販売店をたたんだそうです。

まぁ、新聞購買者も激減していますし、良い機会だったのでは無いかと思います。

東北大震災の際も、真っ先に被害に遭った新聞販売店を訪れ、被災者と同じくらいのショックを受けていました。

弟の利益には関係ないにも関わらず、弟から頼まれて、私も愛知県で、そこの新聞を購買していましたし、知り合いの飲食店にお願いし置いて貰ったりもしていました。

弟は自分の利益にはならなくても、同じ新聞販売店の心配をするような人間なのです。

そんな弟が、あっさり新聞社から直々に、突然前触れもなく“廃業届け”を強要されたのです。

この際、私も、そこの某新聞社の購買を止めようと思います。

新しい仕事で頑張って欲しいです。

頑張れ!

新聞販売店 押し紙の実態」
https://www.dailyshincho.jp/article/2016/05020400/?all=1