「差別」とは何か?

『「差別」とは何か?アフリカ人と結婚した日本人の私がいま考えること』

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54492

ちょっと古い記事なのですがピックアップします。

こういう中立的な物の考え方が出来る人の言う事には耳を傾けたくなります。

と同時に自分の中でモヤモヤしていた事も、この記事を読んで解消されました。

そうなんだよなーと何度も相槌を打ってしまった記事でした。

私も45年という歳月で、差別された事なんていっぱいあります。

だからと言って恨み通すかと言ったらそうでも無く、逆にハングリー精神を鍛えられました。

差別は良くないと思っていますが、差別も区別もぐちゃぐちゃにして全て引っ括めて差別だと言っている人も居ますね。

エレハラ被害者間でさえも、被害の程度や認識によって差別や区別の様なものが発生していますし…

血液型だって占いとは言え、一歩間違えたら差別になります。

私は面接で血液型を聞かれ正直に答えたら「残念ですね」と言われ不採用になった事がありました。

でもその数日後そこの会社から、もう一度面接に来てくれないかと連絡があり、何故か採用になりました。

そこの会社はブラック過ぎて国家資格の勉強が出来ないので一年ぽっきりで辞めましたけど。

総額1億5000万円の契約を取り、会社にはかなりの貢献をしたつもりです。
それ以外にも他の事業立ち上げに奮闘しました。

辞める時、社長に「僕はB型が大嫌いだったんだけど好きになったよ」と言われました。

もしもあそこで「血液型で差別するのは反対!訴えてやる!」なんて言っていたら、余計に嫌われていたでしょうね。

そう思われない様に努力する事も1つの対策だと思います。

エレハラ被害者は変な奴だと差別されるのは仕方が有りません。

ネットでの工作活動も盛んですし。

その差別を払拭させるべく、出来る範囲で、今後もエレハラ犯罪の認知活動をしていこうと思います。

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ついでにもうちょっと。

長くなりますが…。

差別に因んで、人間の先入観という事で、思うことを書きます。

※忙しい人はスルー必須※

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若い頃、パート先でツボネに苛められた事があったんです。

ツボネはバツイチ子持ち3人で、毎日他のパートママさん達に自分が女手1つで如何に苦労して子育てをしているかという話をしょっちゅうしていました。

苦労をしているのはわかるけど、それ以上に子供達は父親の居ない人生をどう生きているのかな、将来も…とか、私は自分の経験から、親よりも子供目線で考えてしまうので、他のパートママさん達の様に「へ~大変ね~」「私には真似できないわ~」「すごーい!」というオーバーリアクションが出来ずノーリアクションでした。

当時の私には、ツボネの話に合わせるキャパが無かったんですね。

自分の人生が思うように構築されていない未完成の段階でしたから、心の何処かで【親の人生に振り回されてきたせいだ】というのが払拭されていないメンタル状況だったんだと思います。

ノーリアクションのせいか、ツボネから「子供の居ない人は楽で良いわね~」と嫌味を言われ、私のミスでは無いのに私のせいにされ、言い訳も出来ない状況に追いやられましたが耐えていました。

当時通勤で乗っていた車はそこそこ値段の高いセダン車だったし(私の好みではなく旦那の好み)、お金もそこそこあるし子供も居ないのにパートなんてお気楽ね!と思われていたのかも知れません。

当時は就職氷河期時代でしたし希望の職種に就けなくて、かといって諦めて他の職種に正社員で就く決意も無く、仕方がなく掛け持ちフリーター主婦の様な生活をしていました。

決してお気楽だった訳ではなく、試練の多い人生に悶々としていました。

2年ほど経ち、あまり話し掛けられないツボネに「KUMAさんは北海道からどうして愛知県にやって来たの?」と聞かれたので、中学を卒業して集団就職で紡績工場に働きに来た事を話しました。

実は高校を卒業して直ぐに働いた飲食店夫婦(拉致暴行を受けた)に「集団就職で紡績工場で働いていたという事を人には絶対に話すな」と言われていたんです。

愛知県では、そういう人を“バタンコ”と呼び、それは“尻軽女”を指す事だと聞きました。

私は中学校の頃はバスケットボールの部活三昧で塾にも通っていなかったけれど、成績は160人中/30番台だったし、地元の高校にも余裕で行けると言われていたにも関わらず、家の経済的な理由で愛知県にやってきて働きながら定時制を卒業しました。

しかも卒業するには4年かかる所を3年で卒業したので、自分の中ではよく頑張ったという思いだったのに、そんな言われ方をされた事が自分の努力を否定された様でショックでした。

結婚する時、旦那のお父さんには本当の事を話したのですが「あ~バタンコか」と言われたので、お義父さんには悪気が無かったと思うのですが、やっぱりあの飲食店夫婦の言う事は本当なんだと思い、それ以降、他人に本当の事は話しませんでした。

履歴書にも「定時制」とは書かず、紡績工場勤務の経歴も書きませんでした。

定時制と履歴書に書かなくても良いというのは、高校を卒業する時に担任に確認した事です。

がしかし、他のバイト先で1つ上の全日制を出た人が居て怪しまれました(笑)
「おったっけ?」と。
多分バレていたと思いますけどね…北海道出身ですし。
でも仲良くして貰えたのでセーフでした。

※今は全て正直に(紡績工場勤務~定時制卒業)書いています。

ツボネの話に戻りますが、集団就職で愛知県にやって来たと白状したら「え?そうなの?」と、えらく驚いていて、聞くとツボネの母親も地方から集団就職でやって来た口で、いかに大変で苦労したかという話をツボネが子供の頃によく聞かされていたそうです。

ツボネに「だから私がイジメても、あなたビクともしなかったのね」と言われました。

やっぱりイジメていたという自覚があったのか、、、と(笑)

こんな事ならさっさと私も苦労話をしておけば良かったかなとか思いましたけど、場合によってはバタンコ(尻軽女)というレッテルを貼られる訳で…。

にしてもツボネの態度が180度逆転したのは衝撃的でした。

人を見た目や状況で判断してはいけないという良い例ですよね。

これとは逆のバージョンもありました。

初めの記事のブラック会社での出来事ですが、会社を辞めるにあたって顧客挨拶訪問をした際、大口契約のお客様に「あんたさんは余程育った環境が良かったのか親の教育が良かったのか、毎回あんたさんが訪問してくれて会話をするのが楽しみだったよ」と言われ驚きました。

母親はバツ2でスナック経営で再再婚で父親が三回変わって借金苦で集団就職して定時制卒業で学歴は無くて…と喉の先まで出かけましたが、飲み込み「有り難うございます」とお礼を言いました。

あの言葉は、涙が出るほど嬉しかったです。

でも事実を話したらどうだったかな…とも思います。

そして何故か、お客様に「あんたさん、国家試験に落ちたら出家しやあ」と言われました。

どうしてそんな事を言われたのかは分かりませんが、実は他の知り合いにも「出家したら」と言われた事があったので、又言われたな~という気持ちでした。

自分も俗世から離れたくて出家しようかなと思った事があったのですが、他人に話た事はありませんでした。

どっちみち寒いの苦手だし暑いの苦手だし酒は呑みたいし、お寺での生活は無理だなーと思って、絵空事程度に思っていただけでした。

でも今は何となく…出家した様な心境です。

色々と…。

やっぱり、こういう運命(エレハラ被害者になる)だったのかなとか思ったりします。

でも俗世は捨てませんけどね(笑)

酒も呑むしハンバーガーも焼き肉も食べたいですから