倒壊したブロック塀は無資格者が他の用事のついでに点検

倒壊したブロック塀は無資格者が他の用事のついでに点検
6/22(金) 19:09配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180622-00023183-mbsnews-l27

先日の大阪の地震で倒壊したブロック塀で小学生が下敷きになって亡くなられた事故、本当に気の毒でした。

数年前に危険ではないかと指摘があったにも関わらず、点検をした人物が無資格者であったそうです。

建築基準法ではブロックは1.2M以上の高さで長いスパン設置する場合、3.4M以内に控え壁を設けなければならないという決まりが有ります。

控え壁の高さは積んだ高さよりも1~2丁分低く設置します。
一丁のブロック高さは20センチですから
1.6Mの塀であれば1.2~1.4M。

ブロックの幅は大体40センチですから、ブロックが10列で6段以上のブロックを積む場合は控え壁が2ヵ所必要です。

建築に携わっている要資格者であれば常識的に知っている事です。

あの小学校の壁は、あの高さで控え壁が無かったという時点で危険だという事が、鉄筋検査をせずとも黙視で十分知り得た事です。

無資格者に点検を依頼したという行為が本当に残念に思うし、地震の多い日本での建築基準の知識を一般の人達も少しだけ気に掛けて貰えれば、この様な事故は防げると思います。

取り敢えず、塀の安全を黙視で確認するには、1.2M以上・3.4M以内に控え壁、ワン・ツー・スリー・フォーで覚えておくと良いかと思います。

皆さんのご自宅、ご近所の塀は大丈夫ですか?